ユネスコの世界遺産に指定されている、モロッコのアイト・ベン・ハッドゥは、同じく世界遺産登録されているフェズのメディナや古都メクネスとはまったく違う、砂漠の街です。
アイト・ベン・ハッドゥは、カスバ化された街です。カスバとは、要塞の意味です。メディナの内外を監視するための城塞を言います。
カスバにはいろいろな形があります。
1.メディナの一角に存在する場合。
2.地方の小さな砦や地方官の邸そのものか、それを中心として高い城壁で囲まれた街全体を指す場合。
マラケッシュからアトラス山脈を越え、ワルザワードへ行く途中のカスバ街道の両側に点在するのは、2のタイプのカスバです。
このあたり、アトラス山脈を越えてサハラ砂漠を遠く南にのぞみながら、オアシスの緑と砂漠の赤茶けた厳しい自然のなかをひたすら走るなかに醍醐味があります。そして緑が美しいエルフードへ向かうのです。
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